イチゴ収穫ロボットが登場...トランプ&ブレグジットで減った移民労働の代替!?

ロボティア編集部
ロボティア編集部

現在、米国で消費されるイチゴの大部分を生産するカリフォルニア州・ドリスコルの生産者たちは、ロボットと人間の両方が作業しやすいように、本来、低地で育つイチゴを高いところで育てる「卓上型栽培システム」に切り替えているという。

ドリスコルでは、「アグロボット(Agrobot)」と呼ばれるイチゴ収穫ロボットがテストされている。アグロボットは、一度に複数のイチゴを収穫することができるが、動きが少し煩雑だ。一方、Octinionのロボットは、イチゴが傷つくかどうかまで自動的に計算する。

卓上型栽培システムには、様々な利点があると言われている。まず、水を節約することができ、同じ大きさのスペースでより多くの果物を栽培することができる。また似たような理由により「垂直式栽培システム」も注目を浴びている。これは、壁面などに垂直に農地スペースを配置し、限られたスペースで効率的に作物を栽培する手法だ。

コーエン氏は、世界の都市化が進むなか、垂直式栽培システムの拡散は避けられないと考えている。そして、その際にはロボットが大いに貢献できるとも。現在、米国のイチゴ生産量の80%をカリフォルニア州が占めるが、ニューヨークでイチゴを食べるとして、二日間はトラックに載せなければならない。鮮度や経済的にもあまり有益な状況ではないというのがコーエン氏の説明だ。

Octinionは同ロボットの開発をほぼ終え、ベルギーのフーグストラテン研究センター(Research Centre Hoogstraten)と共同でテストを開始している。 2018年には、イチゴ農家とともにテストを行う計画。販売目標は2019年だ。加えて、唐辛子、トマト、キュウリなどの他の農産物の収穫のためにもロボットを活用する計画だ。コーエン氏は、温室で育つすべての作物に焦点を当てているとしている。