カナダに移民・旅行を希望する中国人が激減 原因はファーウェイ幹部逮捕

ロボティア編集部
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Photo by カナダ政府

カナダで華為技術(ファーウェイ)の最高財務責任者(CFO)・孟晩舟副会長が逮捕された後、カナダへ移民や旅行を希望する中国人のビザ申請が大幅に減少したと中国メディアが報じている。専門家たちによれば、現在、移民の意思がある中国の人々はカナダを候補地としてまったく考えないとしており、カナダを訪れる観光客数も増加幅が急速に下落しているという。

カナダの移民・難民・市民権省(Immigration、Refugees and Citizenship Canada)が発表した資料によると、6月に中国本土で1574人が移民申請を行ったが、これは2015年3月以来の低水準となった。

香港の移民弁護士であるJean-Francois Harvey氏は、「3人の中国本土の移民コンサルタントが、孟晩舟副会長逮捕事件とそれに伴う中・カナダ間の外交的緊張によって、移民業務に影響を被っていると話している」と証言している。また「中国の移民希望者たちは、カナダをもはやひとつのオプションとしてみていない」と診断したカウンセラーたち話も付け加えた。

カナダ統計局(Statistics Canada)の集計結果によれば、2018年の中国人観光客数は75万7205人で、2010年の20万33人に比べて大きく増加した。しかし、最近のビザ申請の低下がカナダ旅行業界にもたらす影響は大きいと予想されている。5月に中国人観光客のビザが承認された数は、前年同期比べて41%も下落。実際の入国者数も減少傾向にあるという。

なお2018年の同期間に比べて、2019年5月にカナダを訪れた中国人観光客は3%増にとどまっている。2010年以降、毎年1〜5月に平均19%の大幅な成長を記録していたのとは対照的だ。カナダに対する中国人のイメージはどのように変化していくのか。今後の動向に注目したい。