永住権取得のための面接が罠に!? 米移民当局が移民を呼び出し逮捕するケース増加

ロボティア編集部
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Photo by ICE

米移民当局が、結婚による永住権取得のための面接を移民取り締まりの“トラップ”として利用。移民が“摘発”される事態が続出していることが明らかになった。

現在、米国の移民当局は、市民権者と結婚する不法滞在者の過去の犯罪記録、追放命令記録などをくまなく精査。審査を大幅に強化している。また、結婚による永住権面接のために移民局を訪れた人々が、移民税関捜査局(ICE)に逮捕されるケースが頻発しているという。

ABC放送によると、ホンジュラス出身のエルマー・サンチェス氏は、結婚永住権面接の際に取り締まりを受けたとして、移民当局を相手取り集団訴訟を提起した。

サンチェス氏は、2005年9月、不法滞在により追放裁判を受けたが、追放が執行されず米国に滞在することができた。その後、2013年に市民権者である妻・アリス氏と結婚。4歳と2歳の子供を育てていた。サンチェス氏らカップルは、昨年9月に夫の永住権手続きを開始。今年5月7日に、移民局から結婚が事実かどうか確認するため面接を行う旨を通知された。その面接中、サンチェス氏は捜査当局によって逮捕されてしまった。

サンチェス氏の弁護人は、面接に呼び出し逮捕したことについて、明らかおとり捜査で違法だと指摘している。

メディア取材に応えた移民法に精通する弁護士のひとりは、オバマ政権では追放裁判に回された不法滞在者も、市民権者である配偶者を通じて、出国後に合法的なビザを取得して再入国するケースがあったとする。しかしトランプ政権下では、永住権の面接のために移民局に出向き逮捕となる事例が増えており、移民の間で不安が増していると状況を説明した。