撃墜したら重罪!?米で頻発するドローン盗撮と発砲事件

撃墜したら重罪!?米で頻発するドローン盗撮と発砲事件


Posted date:2016.02.03


ウィリアム・メレディスさん_ドローンスレイヤー

”ドローンスレイヤー”ウィリアム・メレディスさん photo by thelip.tv


 米国ではドローンによるプライバシー侵害、および盗撮により、住民同士のトラブルが起こり始めている。

 2014年、ニュージャージー州ローワー・タウンシップに住む32歳男性が逮捕された。彼は隣人が飛ばしたドローンが自宅の庭に侵入した際、これを銃で撃ち落とした。この男性は重罪に問われており、10年ほどの懲役刑を受ける可能性もある。

 また昨年7月には、ケンタッキー州ルイビルに住むウィリアム・メレディスさん(47)歳がドローンを撃墜し物議を醸している。メレディスさんは、娘(16歳)がプールで日光浴をしていたところ、ドローンが盗撮しているのを発見。これを撃ち落とした。メレディスさんは警察に逮捕されたが、判事は「撃墜は正しかった」という趣旨の判決を下し、罪は取り下げられることになった。ちなみに、ウィリアム・メレディスさんは、米国では“ドローン・スレイヤー”と呼ばれており、何かあったら“また撃ち落とす”と公言している。ケンタッキー州ではメレディスさんの事件以降、ドローンとプライバシーに関する議論に火がついた状況だ。

 それらの事件以外にも、昨年米国ではニュージャージー州とカルフォルニア州で、銃によるホビー用ドローン撃墜事件が起きている。それぞれ銃撃した人は逮捕されている。逮捕された人々に対し同情的な意見も少なくない。とある批評家は「はしごを上って窓の中をのぞき見するのと、ドローンを飛ばすことに違いはない」と、盗撮への利用を懸念、法整備を進めこれを防止すべきだと主張している。

 同様の事件が頻発することにより、なかにはこんな意見も。UCLAの法学客員教授ジョン・ビラセナー(John Villasenor)氏は言う。

「例えば、飛行機が庭上空30000フィートを飛行していたとしても、わたしたちはそこにプライバシーがないことを知っている。では、ドローンが3フィート上空を飛んでいたら?」

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参照
13wmaz.com
nytimes.com