アンドリュー・マカフィー「ロボットと組める人間が世界を支配」

ロボティア編集部
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アンドリュー・マカフィー氏
photo by TED

 ロボットの発展で人間の仕事がなくなるという統計が、世界の主要な機関および団体から続々と発表されている。そんななか、「ザ・セカンド・マシン・エイジ」の共同著者であるアンドリュー・マカフィー(andrew mcafee)氏の発言が注目を集めている。

 マカフィー氏は米マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院教授および、MITデジタルビジネスセンターで主席研究員を務める人物。2009年から、MITで情報技術が経済や社会をどのように変化させるか研究してきた。また彼は、ダボスフォーラムやテッド(TED)など国際会議で演説した経験も持つ。

 マカフィー氏は欧米メディアに対し、技術の爆発的な発展が数多くの専門家を失職者に追いやり、労働市場と中産層の経済に大きな混乱を与える可能性があるとし、機械と相互補完できる能力を育てなければならないと警鐘を鳴らしてきた。

 一方、先日行われた「chosun biz」の取材に対しては、より詳細に、またポジティブな話を展開している。例えば「機械と競争して人間は勝てるのか」という質問に対しては次のように答えている。

「そもそもなぜ、機械と競争しなければならないのでしょうか?機械と戦おうという姿勢からして、まず間違っていると思います。人間が機械を正しく活用すれば相乗効果を得ることができる。例えば、チェスの世界チャンピオンだったガルリ・カスパロフが、1997年にスーパーコンピュータ『ディープブルー』に敗れた際、人々はその後のチェスゲームの勝者はすべてコンピュータになると決めつけ、興味を失ってしまった。しかし、機械と人間がチームを組んで自由に競争するフリースタイルのチェス大会では、結果はそうはならなかった。2005年以降のチェス大会は、人間と機械、機械と機械、人間と人間など様々な組み合わせでチームを構成することができるようになりました。そのなかで、人間がコンピュータプログラムのアドバイスを参考にする“人間と機械の混合チーム”が、最も強力なコンピュータと対戦しても勝利を収めています。(中略)”弱い人間“と”普通の機械“の組み合わせが”最高のパフォーマンスを持った機械“だけでなく、”強い人間と普通の機械“の組み合わせよりも秀でることができると証明したわけです」