AP通信が人工知能・ワードスミスを導入、ロボット記者の登場か

AP通信が人工知能・ワードスミスを導入、ロボット記者の登場か


Posted date:2016.02.15



オートメーテッドインサイト_ワードスミス

photo by stats.com


 スタットシートは、金融、不動産などスポーツ事業以外に領域を拡大するために、2011年に社名をオートメーテッドインサイトに変更。昨年2月に、投資会社「ビスタエクイティパートナーズ(VistaEquityPartners)」に買収された。買収前には、サムスンとAP通信、AOL共同創業者スティーブ・ケース(Steve Case)氏に、550万ドル(約6億2000万円)の投資を受けた。

 韓国日報の取材を受けたオートメーテッドインサイト社の広報担当者ジェームス・コテッキ(James Kotecki)氏は、ワードスミスについて「構造化された数値を文字に変換するソフトウェア」と紹介し、「メディア業界では“ロボット記者”と呼ばれている」と話している。

オートメーテッドインサイト_ワードスミス2
 現在のワードスミスを使用している主要企業としては、AP通信、ヤフー、保険会社・オールステート保険(Allstate Insurance)、オンライン中古車販売エドモンズドットコム(Edmunds.com)、コムキャスト(Comcast)、などがある。オールステートの場合、従業員に販売実績などを数値化して通知する代わりに、ワードスミスを利用してメールでアドバイスする用途に使用している。一方、エドモンズドットコムは、中古車の相場、性能、年式、燃費などをユーザーに紹介するために活用している。

 人工知能が発展すれば人々の仕事が奪われるという懸念が多い。ロボット記者を率先した採用したAP通信にも、そのような心配がなかったわけではないという。ただ、コテッキ氏は「AP通信は、コンピュータが得意なことはコンピュータが処理するように任せ、所属する記者は意味や背景を伝える仕事に集中する」とし「人工知能がむしろ、記者がジャーナリズムの本質に近い仕事ができるよう支援している」と言及した。

 また、オートメーテッドインサイト社は、人工知能が発展しても人間にのみ可能な領域が存在すると指摘している。コテッキ氏は「コンピュータは、誰が、いつ、どこで、何をしたか伝えることができるが、“なぜそうしたか”は分析できない(中略)“なぜ”、また“どのように”を説明することは、自動化されたとしても容易ではないだろう」と予想している。

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参照
automatedinsights.com
hankookilbo.com