IBM職員「約20ドルで警察用ドローンのハッキングに成功」

IBM職員「約20ドルで警察用ドローンのハッキングに成功」

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Posted date:2016.03.05

オランダ警察_ドローン
photo by bnr.nl

 IBMの現職セキュリティ専門家ニルス・ロディ(Nils Roddy)氏は最近、警察で導入されている監視用ドローンを、わずか20ドルでハッキングする方法を発見し、これを公開した。

 これは、ドローンのメーカーに対して事前に通知を行った上での試みであり、メーカーも改善策を検討中だという。ただし、ハッキングを成功させたロディ氏は、「ワイアード(Wired)」の取材に対し、「対応は容易ではないだろう」と指摘している。

 ロディ氏はIBM所属だが、今回のドローンをハッキングする研究は、オランダの大学と共同で進めた。研究対象となったドローンは、オランダ警察が使用しているドローン(UAV)で、主に監視を目的とするものだ。

 今回、ハッキングを許したドローンの正確なモデル名は、企業側との協議の結果、明らかにされることはなかった。ただ、価格は2万ドルで産業用ドローンのなかでも比較的ハイスペックな機体であることが予想される。ロディ氏は説明する。

「同機体は、コンシューマー用ドローンよりはるかに高価格。回転子あるいはローターが8個付いており、2.9kgまでのモノを搭載することができる。飛行時間は30分以上だ」

 今回、ロディ氏が注目したのは、ドローンのXbee無線チップのテレメトリーモジュールだ。このモジュールは、コンピュータのアプリを通じて送信されたWi-Fiのコマンドを、低い周波数の電波に変換して、ドローンのもうひとつのXbeeチップに送信する。これにより、遠距離でもドローンの操縦が可能になる。

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nu.nl
boannews.com