オーストラリア政府が郵政事業へのドローン導入を進める

オーストラリア政府が郵政事業へのドローン導入を進める

Posted date:2016.04.18

オーストラリア郵便局_ドローン
アハメド・ファハワー氏(写真左) photo by afr.com

 オーストラリア政府が、ドローンを郵便物の配達に利用することを正式に検討している。17日、オーストラリア郵政局(Australia Post)が小型の宅配物をドローンに積載・配達するフィールドテストを正常に完了したと、現地メディアが報じた。早ければ今年末には郵便物の配達にドローンが活用される見通しだ。

 オーストラリアの郵便局は今後、オンラインストアで購入された商品や、緊急時の医薬品配達にドローンを利用する方針。オーストラリア郵便局CEO、アハメド・ファハワー(Ahmed Fahour)氏は「今後数ヶ月間、ドローンの運用方法と運行時間、顧客受取方法などを研究する(中略)革新的な技術が郵政事業に大きな変化をもたらすものと期待する」と述べている。

オーストラリア郵便局_ドローン2
photo by Australia post

 オーストラリア郵政局は商品配送ドローンを活用する最初のオーストラリア企業になる。米国ではアマゾン、グーグル、ウォルマートなどがドローン配送を実験中だ。

 郵政事業分野でドローンの活用が進む背景のひとつとしては、事業自体の収益性低下の問題がある。世界各国では各種請求書やグリーティングカードなどがデジタル化し、郵政事業が低迷しているという分析もある。オーストラリア郵政局も昨年、171億ドルの赤字を記録した。 2014年には8972億ドルの黒字だったが急反転した形だ。なお、オーストラリアの郵政事業が赤字を記録したのは、30年ぶりに初となる。

参照
reuters.com