マクドナルド元CEO「時給15ドルになればロボットと代替される」

ロボティア編集部
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エド・レンシ_マクドナルド元CEO
ニュース番組で発言するエド・レンシ氏 photo foxbusiness

 ここ数年、世界中、特に米国でマクドナルドに対するデモが活発に行われている。時給を15ドルに引き上げることを要求する労働者たちのデモだ。先日もマクドナルドの株主総会が開かれた米・シカゴ本社前に、多くの人々が詰めかけた。

 そんな世論の高まりに向け、ひとりの重要人物が“警告”を発した。マクドナルドUSAの元CEOエド・レンシ(Ed Rensi)氏だ。過去に最高経営者を14年間務め、現在はマクドナルドレストランシステムズ(McDonald's Restaurant Systems)の諮問を務めている人物である。

 そのレンシ氏が、フォックス・ビジネスチャンネルの朝の番組に登場。「最低時給が15ドルに達すれば、“ロボットの反乱(robot rebellion)”を触発する」と指摘した。

一体どういうことか。

 現在、連邦政府が定める最低賃金は7.25ドル。これが、2倍以上の15ドルまで上昇すれば、ファーストフード店の経営者としては、より安価なロボットの導入を検討せざるをえないというのがレンシ氏の指摘だ。

 ファーストフード店ではスタッフに特別に高い技術を要求しておらず、(経営者が判断する)“合理的”な賃金でスタッフを雇用できないのであれば、経営を安定させる選択肢として機械やロボットを導入せざるをえなくなるというのだ。職の安定を求めていた人々は結果的に、その高くなった賃金のせいで、ロボットに仕事を奪われかねない。そのような状況を、レンシ氏は“ロボットの反乱”と名付けているようだ。

「フライドポテトを包むスタッフを15ドルで雇うよりも、約3万5000ドルのロボットアームを購入した方がコストは安くなる」

 なおレンシ氏は、ロボットが人間の仕事を代替するのは、ファーストフード業界に限った話ではないと指摘。米国内で最も活発なビジネス形態であるフランチャイズ全体に影響を及ぼすと主張する。