ワシントンポストのロボット記者ヘリオグラフがリオ五輪で活躍

ロボットジャーナリズム_リオ五輪
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 ワシントンポストのデータサイエンス担当者サム・ハン(Sam Han)氏は「ヘリオグラフの活躍は、ワシントンポストのマシンラーニング利用を次に進めるための段階」としている。今後、開発にさらなる拍車をかけ、スポーツのほかにも活躍シーンを広げる計画であり、近年では大統領選挙での活用も予定されている。

 なお業界関係者は、「ヘリオグラフが担当するのは、試合結果やスケジュールなどを伝える“機械的な仕事”だけ」と評価している。

 2014年には、AP通信が企業決算の記事に人工知能を導入した。企業の発表内容を150〜300文字原稿で作成するというものだ。発表内容や数値の整理は、自動生成ツールに任せて、記者は発表内容の深い分析により多くの時間を割いた。AP通信はまた、その数年前からスポーツを記録することに、統計整理を自動化するシステムを導入していた。しかし、ロボット記者が実際に記事を作成したのは2014年が初めてとなった。

 一方、2014年3月には、LAタイムズが地震の速報記事を自動生成している。そのアルゴリズムやシステムのおかげで、人間の記者はわずか3分で地震記事を送稿することができるという評価を受けている。