進む医療現場への導入...ソーシャルロボットが痛みを和らげる

ロボティア編集部
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ソーシャルロボット_MEDi2
photo by youtube

 MEDiは顔を識別するソフトウェアも搭載。子どもたち一人一人の名前を呼んで、挨拶できるようプログラムされている。トミー君の母親ベスアン・ボグラー(Beth-Ann Boegler)さんは、トミー君にとって、この数カ月は穏やかな日々ではなかったと打ち明けている。トミー君は100日ほど入院し、2回の手術、7回の放射線治療、23回の化学療法を受けた。今後まだ2回の治療が残っている。それでもトミー君は、今はロボットの友達がいるから、そんなに怖くないと思っているそうだ。

「病院にいる恐怖をMEDiが取り去ってくれました(中略)2回の手術に、放射線治療…。全部すごく怖かった。しばらくは暗い日々でした。子どもが退院できるなんて思えなかった。でも、今とても調子がいいんです」(トミー君の母親)

 トミー君の主治医ヘクター・ロドリゲズ-コーテス(Hector Rodriguez-Cortes)氏は、ロボットが患者を助けると、スタッフも仕事がやりやすくなるので、結果的にロボットはスタッフも助けていると指摘する。

「おもちゃのように見えるがMEDiが、患者の状態をより落ち着かせる。そのため看護師たちは処置を予定通り進めることができます」(ヘクター医師)

 子どもにとって大人気のMEDiは、医師にとっても重宝すべき存在のようだ。対話型ロボットは、自閉症患者や犯罪を犯した受刑者の治療・リハビリにも活用できると言われている。今後、医療をはじめとしたさまざまな現場で活躍することが期待される。