ロボットや人工知能はいつか必ず人間を越える...専門家らが言及

 この日のディスカッションではまた、アルゴリズムの透明性も議論された。加えて、いつか機械が人間の知能を超える日がくるかも議論されたが、この点に関してはパネラーの間で意見が分かれた。

 ドイツ・カールスルーエ工科大学の法学大学院長トーマス・ドライエル(Thomas dreier)氏は、「機械よりも優位に立つことができる人々もいるだろうが、そうなれない人々もいるだろう」と語った。 1994年のチューリング賞受賞者であり、カーネギーメロン大学ロボット工学研究所の初代所長を務めたラジ・レディ(Raj Reddy)氏は、「次に未来技術の進化が起これば、人間がロボットよりも優れているとは限らないと確信する」とした。ともに、ロボットや人工知能が、いつかは確実に人間の能力を越えだろうという示唆だ。とはいえ大多数のパネラーは、それほど早く人間の主導権がロボットに渡らないという点で一致した。

 米レンセラー工科大学のコンピュータ、Web、認知科学の教授であるジム・ヘンドラー(Jim Hendler)氏は、「より大きな問題は、人工知能と人間が力を合わせて、人間単体の業績を上回ることができるかどうか。最も大きな脅威は、人工知能そのものではなく、人工知能を正しく活用できない時に起こるだろう」と指摘した。