新たに20個以上の無線接続ネットワークが必要!? 「スマート家電」普及で見えた課題

新たに20個以上の無線接続ネットワークが必要!? 「スマート家電」普及で見えた課題

Written by Pocca

Posted date:2016.11.11

IoT_課題と展望

 昨今、世間を賑わせているIoT市場。「スマート家電」「スマートハウス」さらには「スマートシティ」まで登場し、あらゆるものがインターネットとつながった。それによって利便性は向上し、日常生活には革新が起きている。

 しかし一方で、新たな課題も少なくない。米調査会社のフォレスター(Forrester Research)は新たに発表した「診断2017:セキュリティや人材問題がIoTの成長に及ぼす影響」というタイトルの報告書を通して、今後専門家を悩ます課題のひとつとして、IoTのリソース(データアナリティクス、セキュリティ、無線ネットワーキング等)供給不足を指摘した。

 なかでもセキュリティはひときわ重要な課題だ。これに関しては、大きく二つの側面から議論されている。第一に、IoT製品が不正アクセスや、サイバー攻撃の侵入口として利用される恐れがあるという点。先月、アメリカではツイッターやネットフリックスなど、大手サイトの半数近くがサイバー攻撃によってダウンする事態が起きている。捜査によると、この大規模なサイバー攻撃はIoT機器を活用した攻撃である可能性が高いという。つまり、マルウエアを感染させる対象となったのが、従来もっぱら狙われていたパソコンではなく、WebカメラやプリンターなどIoT系の機器だったということだ。

 次いで、IoT機器の普及によってネットですべてがつながることによる被害の拡大問題だ。すなわち、IoTデバイスの普及と比例して、攻撃対象が増える危険性が高まることになる。フォレスターは同報告書にて「IoT機器を導入することについて、セキュリティ問題を事後措置程度のレベルで扱うのは、非常に危険だ」と早い段階でのセキュリティ対策を促している。また、同報告書ではネットワーキングのノウハウも複雑な問題と指摘している。

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参照
forrester
forbes.com