新たに20個以上の無線接続ネットワークが必要!? 「スマート家電」普及で見えた課題

新たに20個以上の無線接続ネットワークが必要!? 「スマート家電」普及で見えた課題

Written by Pocca

Posted date:2016.11.11



 IoT利用において、モノの遠隔操作や、データの送信をおこなうには無線ネットワーク技術が必要不可欠。現時点でのIoTは、ワイファイ(Wi-Fi)やブルートゥース(Bluetooth)、ジグビー(ZigBee)などの 近距離無線通信や、広域無線網である3GやLTEなどの移動通信システムを適宜使い分けしている状況だ。

 報告書では「高い連結密度、長距離における送受信など、IoTのニーズを満たすためにはローラ・WAN(LoRaWAN)、シグフォックス(SigFox)など新しい形の無線ネットワーク技術が必要である。 2017年にはさまざまなIoT機器を利用するにあたり、新たに20個以上の無線接続オプションとプロトコルを検討しなければならないだろう」と説明している。

 さらにフォレスターは、この新たな無線ネットワーク技術の模索過程が、非常に複雑な作業と指摘している。なぜならば、単にIoT機器のデータをクラウドサービスによって送信する程度のレベルではなく、IoTソフトウェアを終端装置(edge device)、ゲートウェイ、クラウドサービス全般に分布させるという大規模なものになるためだ。

 一方でフォレスターは「IoTが明確なビジネス価値を提案するためには、それが創出するデータを消化できる強力な人工知能(AI)と機械学習、専門的な人材も備えなければならない。」と強調した。フォレスターは今後、ベンダーの生体認証技術の開発が本格的に展開さ
れるものと展望しており、シスコシステムズ社の認定資格でネットワーク管理の能力を証明するシスコCNAや、マイクロソフト認定ソリューション エキスパート(MCSE)などをその事例として伝えた。

 このような自社製品に特化した資格創設の戦略は、IoT事業者が顧客の信頼を強化することにも活用される。フォレスターは「2017年には、シスコシステムズ社やIBM、マイクロソフトなど市場をリードする主要企業が、高水準の生体認証技術を展開するとともに、それに特化した関連技術を無料、あるいは低価格で提供しながら専門人材養成をサポートしていくだろう」と明らかにした。
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参照
forrester
forbes.com