ホンダがカナダ・オンタリオ州の工場に400億円超を投資し大幅改修…シビック次世代モデル製造拠点に

ホンダがカナダ・オンタリオ州の工場に400億円超を投資し大幅改修…シビック次世代モデル製造拠点に

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Posted date:2017.01.12

ホンダ_オンタリオ州

 日本の自動車メーカー大手・ホンダ(HONDA)は、総額4億9200万カナダドル(約432億円)を投じてカナダ・オンタリオ州アリストンにある自動車製造工場を改修する。ホンダは、同工場を主力車「シビック」の次世代モデル製造の世界の拠点と位置付けている。

 ホンダはアリストン工場で現在4千人超の社員を直接雇用しているが、今回の改修により、これらの雇用が維持されると共に、サプライチェーンでの数千人の雇用を確保することが可能となる。これに対して、オンタリオ州政府およびカナダ連邦政府はそれぞれ最大4180万カナダドル(約37億円)、計8360万カナダドル(約74億円)の助成金を3年間にわたって提供する。

 今回の改修にホンダが直接支出するのは、4億830万カナダドル(約360億円)。改修の目玉は最先端の塗装部門の建設で、これにより塗装過程での温室効果ガス排出を44%も削減することができる。さらに、この投資によって軽量素材や最新の接着技術など最先端の自動車組み立て技術を採用。

 アリストン工場で現在生産している主力中型車「シビック」、と小型SUV (スポーツ多目的車)「CR-V」の次世代モデル生産に向けて生産設備の改修を行う。また将来の自動車生産を支援するため、最先端自動車生産技術の研究開発も進める。

 オンタリオ州のキャスリーン・ウィン州首相とブラッド・デュグイッド経済開発・成長大臣は昨年11月に経済ミッションを率いて訪日した折に、ホンダの東京本社を訪問し、ジェリー・チェンキン・ホンダカナダ社長を含むホンダの幹部と会談、自動車産業のイノベーションや最新の製造技術におけるオンタリオ州の強みを説明した。

 ホンダのアリストン工場改修について、デュグイッド大臣は「技術とイノベーションは日々進化を遂げており、オンタリオの自動車産業のグローバルな競争力を維持することは極めて重要です。ホンダは自動車産業のコーナーストーン(かなめ石)として、オンタリオ州の自動車生産の17%を占めています」と述べている。

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