トランプ「アメリカファースト」の真の敵はロボットとAI

 現在、ドナルド・トランプ大統領は世界中の大企業を米国に引き込むことに必死だが、彼の目標は達成されるだろうか。最近、工場で起きている事実を踏まえるのであれば、米国の生産工場は高賃金労働者を雇用するよりも、ロボットおよび自動化システムの導入に熱を上げる可能性が高い。

 もしそうなれば、トランプ新大統領がロボットや自動化を容認せず労働者の雇用を大企業に義務付ける--。そんな、シナリオもありえないとは決して言えないだろう。そしてそれは、いま社会で議論されている違法移民に対する議論、自国優先主義とはまったく異なる文脈の話となってくるはずだ。

河鐘基

記者:河鐘基


1983年、北海道生まれ。株式会社ロボティア代表。テクノロジーメディア「ロボティア」編集長・運営責任者。著書に『ドローンの衝撃』『AI・ロボット開発、これが日本の勝利の法則』(扶桑社)など。自社でアジア地域を中心とした海外テック動向の調査やメディア運営、コンテンツ制作全般を請け負うかたわら、『Forbes JAPAN』 『週刊SPA!』など各種メディアにテクノロジーから社会・政治問題まで幅広く寄稿している。