ロボットでガス管のインフラ点検を行うRaaS事業者「問題は人間側の集中力」

 ULCは継ぎ目の接合をチェックしたリストなど、修理した部分のデータを記録しグラフなどレポートにまとめる。それら各種記録や資料は電力会社に送信されるのだが、並行してアプリケーションで分析される。分析されたデータは、以降のロボットサービスに活かされる仕組みだ。

 なおロボットを使ったインフラ点検サービス、言い換えればRaaS形式のインフラ点検サービスには、現場レベルの課題があるともいう。そのひとつに、人間の集中力の問題がある。プロセスが自動化・デジタル化されれば休みなく長時間の作業が可能になるが、機械に付き合うオペレーター側の集中力や忍耐力には限界が露呈してくるというのだ。ファビアン氏によれば、点検ロボットの設置や解体時間まですべて含むと作業時間は12時間におよぶという。その間、オペレーターはトラックに座って作業し続けなければならない。

 ロボットをサービスとして展開する事業者にとっては、人間とロボットの連携をどう取るか、作業時間、人員配置を含む最適なオペレーションをどう組むかなど、戦略面での熟考が必要となっているようだ。

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