プロドローンがドローン配送用「PDH-01」発表...なんでもドローン化「ANYDRONE」構想も

プロドローンがドローン配送用「PDH-01」発表...なんでもドローン化「ANYDRONE」構想も

Posted date:2017.05.10

 日本のドローンメーカー・プロドローンが相次いで新製品を発表し、市場攻略に拍車をかる。5月9日には、いくつかの公式発表があった。まずひとつが、長距離荷物配送が可能なヘリコプター型ドローン「PDH-01」だ。

 プロドローンは、ドローンによる荷物配送を実現するためにヘリコプター型ドローンに着目した。RCヘリコプターの設計30年以上の経験を基に「PDH-01」を開発。同機はオートパイロット(自律飛行)機能を搭載しており、自動操縦で着陸・離陸を行い目的地まで飛行する。移動可能な距離は最大100kmで、ペイロード(最大積載容量)は3kg。荷物を約1時間で目的地まで届けることが可能との説明だ。

 なお「PDH-01」の動力はガソリンエンジンだ。また風の影響を受けにくいヘリコプター型を採用したことで、飛行可能風速は13m/sを実現した。これは、やや強い風の中でも安定して長距離輸送が可能な仕様だ。

「PDH-01」の仕様は以下の通りだ。

■仕様(暫定)
最大ペイロード:3kg
機体重量:9kg
最大速度:150km/h
全高:605mm
飛行可能風速:13m/s
プロペラ直径:1,780mm
飛行時間:60min
動力:ガソリンエンジン

※製品の型番・仕様等は予告なく変更される場合あり。

 プロドローンはまた、同日に「ANYDRONE」のコンセプトおよび開発状況を発表した。これは運びたい物そのものにプロペラ付きモーターユニットを直接取り付けることで、なんでもドローンとして飛行可能にするというものだ。

 コンセプトが実現すれば、運びたい物に直接プロペラ付きモーターユニットを4個取り付けることで、重い荷物も簡単に運搬できる。また4か所すべて設置せずとも、一部のモーターのみを使用し、荷物運搬の補助として活用することも可能となるそうだ。

「ANYDRONE」の開発は、プロペラの取り付け位置、高さなどを計算し、一般的なドローンと同じ性能で飛行できることを目標とする。将来的にはプロペラの二重反転化やモーターユニット間の完全ワイヤレス化、また自動飛行キャリブレーション化などを行う予定だとされている。仕様は以下の通り。

■仕様(暫定)
最大ペイロード:15kg
機体重量:4kg
最大速度:20km/h
全高:390mm
飛行可能風速:4m/s
プロペラ直径:510mm
飛行時間:10min
バッテリー:10000mA x 2
耐水性能:雨天飛行可

※製品の型番・仕様等は予告なく変更される場合あり。

「PDH-01」「ANYDRONE」は、2017年5月9日から11日まで米国ダラスで開催される世界最大規模の産業用ドローン展「AUVSI Xponential 2017」の特設ブースにて参考展示される。

■「AUVSI Xponential 2017」とは

国際無人機協会(AUVSI)が開催する、ドローン、知能ロボティクス、無人機システムの各分野の専門家が一堂に会する国際的な展示会で、2017年度は、米国テキサス州ダラスにて685の企業・団体が参加。※2017年4月27日現在

■「AUVSI(国際無人機協会)」とは

世界最大の無人機システムおよび知能ロボティクスの技術発展に貢献する非営利団体。協会会員数は7500人を超え、政府、産業、教育の幅広い分野のメンバーで構成される。

【関連記事】>>>プロドローンがアームが付いた空中ロボット型ドローンを公開
【関連記事】>>>プロドローンがドローン用精密レーザー測量機専用エアバッグ「PD-B-R」など公開