ロボット産業が急成長を遂げる中国・重慶市...GDP増加率10.6%でトップ

ロボティア編集部
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 四つ目のロボット振興プラットフォームでは、政府、企業、科学研究、資本、産業を一つにする新たなモデルを通じて、最先端ロボット企業を育成することを目指している。このプロジェクトでは、溶接や運送、組立等の工業用ロボットとセキュリティー、建築、医療など専門ロボットを主に扱う予定で、およそ3億元(約48億円)の資金が投資される見込みとなっている。

 最後に、ロボットの展示体験プラットフォームでは、国内有数のロボットメーカー4社とシステム統合会社20社、サービスロボット開発製造会社10社を入居させ技術開発や展開中のサービス、プロジェクトなどをわかりやすく展示する。今年末までに新たに40社の企業を誘致し、年内に推進プロジェクトの成功率を10~20%向上させることを目標として掲げている。

 このように、重慶市は工業用ロボットの潜在力が非常に高い都市であることが見受けられる。それだけでなく、サービスロボットや特殊ロボット分野も現在急速に成長中だ。

 重慶市政府は、Kawasaki(川崎機器人(天津)有限公司)やABB(上海ABB工程有限公司)、KUKA(庫卡機器人(上海)有限公司)、Fanuc(上海発那科機器人有限公司)など、大手産業用ロボットメーカーとMOUを締結したり、有名大学と連携させ、地域内における「囲い込み戦略」を展開しているとみられる。これらの連携は、新たな技術開発や有名ブランドとしての価値を重慶市にもたらすと期待されている。今後産業用ロボット最大の買い手となる中国市場の動きに、ますます注目が集まりそうだ。

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