中国シャオミがAI音声認識「Kaldi」の開発者・Daniel Povey氏を招聘

ロボティア編集部
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Photo by xiaomi.com

2014年に中国のスマホ市場でトップシェアを誇っていたシャオミ·(Xiaomi/小米科技)だが、ここ数年はアップルやサムスン、ファーウェイ、OPPOなどの台頭に加え、販売戦略の失敗で中国国内でのシェアを4位にまで落としていた。こうした中、シャオミには攻勢の兆しも感じられる。

「中国網科技」(10月19日付け)は、シャオミがAI音声認識の権威であり、オープンソース音声認識システム「Kaldi」の開発者であるDaniel Povey氏を正式に同社に迎え入れることになったと伝えた。10月19日、シャオミグループの副総裁・崔宝秋氏が自身のWeiboを更新し、「Daniel Poveyがシャオミに来ることを歓迎します! シャオミは、スマートフォン+AIoTの強化を目指す上で、音声認識技術を重要なものであると認識している。シャオミは技術と人材を重視しており、彼がシャオミに来ることになった。これからもいい人材はどんどん歓迎する」と、Povey氏がシャオミの一員となったことを公表した。

Povey氏はケンブリッジ大学で音声識別分野における博士号を取得後、IBMやマイクロソフトの研究機関で音声認識システムの開発に取り組み、その後、ジョンズ・ホプキンズ大学で音声認識技術の准教授を務めていた。同氏は現在、広く使われている音声認識システム「Kaldi」の開発者としても知られている。

現在、中国における音声認識システムと言えば、アリババが開発したAI音声認識システム「AliGenie」が知られている。アリババはこの音声認識システムをホンダやBMWなどと提携し、自動車に搭載する計画を進めてきた。こうした中、シャオミも音声認識分野における技術力強化を通し、スマホ以外の分野で攻勢を仕掛けていきたいのかもしれえない。また、シャオミは近年、インドやアフリカなどでシェアを伸ばしているが、スマホ端末での音声認識に関してもアップルのSiriやグーグルアシスタントに負けない、世界で通用する音声認識システムの改良を目指しているのかもしれない。