DARPAロボティクス・チャレンジで韓国KAISTのHUBOが優勝

ロボティア編集部
ロボティア編集部

 半自動でのミッション遂行は各チームに共通して見られた。通信の制約をどのように克服するかが重要なポイントであったため、手動で行う作業を最小限に抑える必要があった。自動的にロボットの現在位置と姿勢を認識したり、定められた物体の認識する技術、またモーション計画のリアルタイム計算及び適用などにより成果が異なった。

 KAISTのオ・ジュンホ教授が明らかにしたところによれば、KAISTは他のチームとは異なり、不必要に360度のすべてのデータを受信するよりも、ミッション遂行に必要な最小限のデータを受信できるようにセンサの数と配置を最適化したという。また、可能なミッションに必要なモーションの生成は自動化するが、最終的な決定はオペレータが行うなどのミッション遂行に対して機能を最適化した。

 DRCが行われた現地での反応はても熱かった。競技場を訪れた多くの観衆は、ロボットの挑戦ひとつひとつに拍手を送り、楽しい時間を過ごした。観客の反応は、おそらくロボットへの期待が反映されたものではなかったか。ロボットが人間のために苦労し、人間が達成できないない分野で働く姿に応援の拍手が送られた。DRC決勝だけでなくエキスポもまた盛況だった。一般観覧客のために、ロボット専門企業、研究所など合計70団体が出展した。

 DARPAは、2004年、2005年に無人自動車の性能を競うグランドチャレンジを開催している。グランドチャレンジは、既存の無人自動車開発会社と研究所に多くの影響を与えた。一般の人たちにも無人自動車の存在が知られ、多くの企業の開発に拍車をかける契機になった。DRCもまた、災害用ロボット開発に拍車をかけるのだろうか。

 日本では、福島原子力発電所の事故に加え、頻繁に起こる地震、火山噴火などの影響で災害救助ロボットの必要性が高まっている。予測困難かつさまざまな災害状況に対処できる、のハードウェアプラットフォームと状況認識能力、自動化プログラムを備えたロボットの開発が期待されている。