siriの成長はいかに!?加熱する人工知能アシスタント競争

ロボティア編集部
ロボティア編集部

AIアシスタント_vivlabs
photo by viv labs

 アマゾンが販売している「アマゾンエコー(Amazon Echo)」は、アレクサを搭載したスピーカー一体型のシステムである。 音声を認識することで天気を知らせてくれたり、検索機能を提供し、ショッピングや音楽再生などもサポートしてくれる。アマゾンはこれまで、アマゾンエコーを300万台以上を販売し、市場をリードしている。

 また、グーグルも負けていない。今年初めに公開したパーソナルアシスタント搭載のホームスピーカー「グーグルホーム(Google Home)」は、会話型アシスタント機能「グーグルアシスタント(Google Assistant)」を搭載し、言語処理能力の大幅な向上に成功している。従来の「グーグルナウ(Google Now)」をさらに強化したようなパーソナルアシスタントで、これにより、スマートフォン、スマートウォッチ、スマートTVなど、あらゆる場所からGoogleに話しかけられるようになったという。

 注目されているのは、大手企業だけではない。siri開発者らが設立した「ヴィヴ・ラボ(Viv Labs)」社が開発中の「ヴィヴ」は、いくつもの質問を理解するのはもちろん、要求を多数組み込んだ応用プログラムを実行するなど何役もの役割をこなせることから、多くの注目を集めている。

 通常の人工知能は、基本的にWeb検索の結果を表示する。そのため、複数の質問が重なった場合や複雑な要求には答えられないものだ。ところがヴィヴは、受け取った命令ごとに音声言語を解析し、自らプログラムを構築して対応する。ユーザーとの会話の中で出てくるいろいろな注文や指示にも、アプリを切り替えずに一貫してサービスを提供していくプラットフォームが、すでに作り上げられていることになる。

 ヴィヴ・ラボの最高責任者(CEO)であるダグ・キトラウス(Dag Kittlaus)氏は以前に「あらゆるものへ連結された人工知能インタフェースを開発することが最終目標だ」と話している。いまのところヴィヴの具体的な提供時期については発表されていないが、Webサイトには、近々身近なデバイスとして登場することをにおわせるような告知もなされている。

 人工知能アシスタント競争はどこまで加熱するのか。また、どのような技術がユーザーに提供されていくのか。注目のイシューとなりそうだ。