韓国・大手銀行3社を軸にフィンテック育成に本腰

韓国・大手銀行3社を軸にフィンテック育成に本腰

Written by Pocca

Posted date:2016.08.01

韓国銀行_フィンテック育成
photo by ddaily.com

 韓国の最大手3大金融グループがフィンテック(Fintech)育成に乗り出し、関連技術への投資に拍車をかけている。

 新韓金融グループは、昨年5月からフィンテック企業に対する協力プログラムを推進している。「フューチャー・ラボ(Futures Lab)」と呼ばれる同プログラムは、応募の中から選ばれた企業のフィンテック研究事業を、新韓金融が全面的にサポートする。

 今年、同プログラムには78社が応募したが、そのうち16社が選定された。昨年5月の発足当時、 68社が応募し、7社が選定されたことに比べれば、規模が一年で2倍以上増加したことになる。選定の規模を増やした理由には、フィンテック企業を長年のビジネスパートナーとして最優先するという新韓金融の戦略が反映されている。

 今年初め、同社は 主要戦略キーワードでもデジタル金融を掲げた。育成期間が終了したフィンテック企業とも引き続き提携を結び、企業間の連帯を強めたい考えだ。新韓金融の関係者は「長期パートナーシップの構築と信頼性のある企業との協業は、同プログラムの強みであり、既存のプログラムとは大きく違う」と説明している。 また、フィンテック企業のグローバル進出も積極的に支援する構えだ。

 新韓銀行は、7月22日に英ロンドンで開催されたフィンテック分野のスタートアップ育成イベント「フィンテック・デモデイ(fintech Demo Day)」にて、英現地フィンテック企業や研究所を含めた5社と、戦略的業務提携のための了解覚書(MOU)を締結したと発表した。 新韓金融の関係者は「当社の育成プログラムは今後、フィンテック企業のグローバル成長を支援する中長期計画を立てて、グループのグローバル主要拠点を拡張する予定だ」としている。

 KB国民金融グループも、フィンテックスタートアップ集中育成プロジェクト「KBスターターズバレー(KB Starters Valley)」を本格的に推進する。 昨年3月KB フィンテック HUBセンターの発足と同時に推進されたこのプロジェクトは、技術力と事業性を取り揃えたスタートアップ企業を発掘して、研究施設だけでなく、投資、人材育成、連携事業の推進など、幅広い支援を提供する。

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参照
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