仮想通貨「軒並み暴落」理由は韓国!? 50%も割高「キムチプレミア」とは

仮想通貨「軒並み暴落」理由は韓国!? 50%も割高「キムチプレミア」とは

Posted date:2018.01.10
Photo by CoinMarketCap

1月8日から9日深夜にかけて、多くの仮想通貨(暗号通貨)が暴落に見舞われ、その後すぐに値が戻るという現象が起きた。正確な原因は明らかにされていないが、海外情報サイト「コインマーケットキャップ」が、韓国の相場を反映しないことを決めたことに原因があると推定されている。

新年に入り韓国で上昇傾向を維持していた仮想通貨相場は、8日午後9時頃から急落。ビットコインの場合、同日1単位あたり2500万ウォン(約263万円:2018年1月9日の相場で換算、以下同)を突破したが、夜9時以降に値を下げ始め、真夜中には約2256万ウォン(約238万円)まで下落した。時価総額2位のリップル(XRP)も、同日4300ウォン(約453円)を行き来しながら横ばいであったが、深夜に入って3500ウォン(約369円)まで急落。200万ウォン(約21万円)を突破するものと見えたイーサリウム(ETH)も、瞬時に約160万ウォン(約17万円)まで下落した。

特筆すべき点は、それら暴落がわずか2〜3時間で回復したということだ。韓国の国内取引所に上場されている仮想通貨の相場は、暴落直後に再び上昇し始め、9日午前3時頃には、ほとんど前日の相場にまで回復した。

この暴落の理由については、海外の仮想通貨情報サイト「コインマーケットキャップ」が、「韓国の主要な取引所の価格を反映していないため」という説がまことしやかにささやかれている。というも、コインマーケットキャップは8日午前、公式ツイッターを通じて「今日の朝、私たちは、過度な相場の違いや制限的な取引機会のため、いくつかの韓国取引所の価格を排除することを決定した」と言及。その後、世界の他の取引所に比べて相場が高い韓国の取引所の相場を反映しなくなったため、コインマーケットキャップが中継している各仮想通貨相場の時価総額が一瞬で下落したという説である。

韓国取引所の価格は、世界の他の取引所の相場より過度に高く、韓国国内投資家の間では、「キムプ(キムチプレミアム)」と広く呼ばれている。海外・国内相場の違いを意味するキムプは、これまで約10%〜20%割高水準と推定されてきたが、今回、コインマーケットキャップが韓国取引所の相場を排除したことから、具体的な“割高度”を確認できるようになった。

9日の午後3時時点で、コインマーケットキャップが発表していたビットコインの価格は約1万5272ドル。為替レートで計算した際は約1631万ウォン(約172万円)に相当する。一方、同時間帯、韓国の国内取引所・ビットサム(bithumb)におけるビットコイン1単位あたりの価格は約2320万ウォン(約245万円)だった。海外相場より約42.2%高く、これまで推定されてきた韓国プレミアムの約二倍に相当する。

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