モンゴル政府関係者が韓国を訪問。政府関係省庁や大企業ではなく大手仮想通貨取引所・Bithumbを訪れたとの現地報道があった。太陽光エネルギー事業を活性化させるため、韓国のブロックチェーン技術および仮想通貨産業に興味を持っているとの予測が出ている
韓国・仮想通貨取引所の関係者によると、8月16日にモンゴル内閣官房副次官らがソウル・江南区にあるBithumb本社と相談センターを訪問したという。副次官以外にも、内閣官房副長官諮問官、観光・海外協力研究者、国営企業EMの幹部、モンゴル人民党IT政策局長などが同行した。
モンゴルは、政府レベルで太陽光発電など新エネルギー事業の活性化のためにブロックチェーン・仮想通貨を活用していく方法を模索中である。今回の訪問は、モンゴル政府側の要請で行われたという。
発展途上国であるモンゴルは、中国、インドなどとは異なり、仮想通貨のエコシステムづくりに積極的。また、国家産業発展のためにブロックチェーン技術を活用することにも肯定的である。
Bithumb関係者は「以前から、モンゴル政府から取引所のノウハウを学びたいとの要請があった」と説明している。今回の政府関係者の訪問をきっかけに、Bithumbがモンゴル政府との事業提携、もしくは現地法人設立を進める可能性も提起され始めている。
それと関連しBithumb関係者は「仮想通貨に興味が多い市場を対象に投資・提携を拡大していく計画」と話している。海外進出に積極的な構えを見せてきたBithumbは現在、シンガポール、タイ、日本、英国に現地法人を設立している。