AIチップ開発競争が激化…「ビジネスアイデアは後回し」に懸念の声

AIチップ開発競争が激化…「ビジネスアイデアは後回し」に懸念の声

Posted date:2018.04.06

モバイルでAI技術を実装するには高速演算を「低消費電力」で処理しなければならない。なぜなら、一度に多くの情報を処理することで発生する熱によって、バッテリーの爆発事故などが起こる可能性があるためだ。今回のチップは世界最高水準のモバイル用AIチップに比べ、エネルギー効率も40%高いことが分かっている。

今回の開発は省電力で高性能なAIチップを開発したということに意味が大きく、また、認識対象にしたがってエネルギー効率と精度を個別に設定することも可能だという。今後は物体認識や鑑定などに多様に応用されるものと期待されている。

ユ・フェジュン教授は「様々なネットワークをサポートする一方、最適のエネルギー効率を持つのが最も大きな特徴 」とし、スマートフォンに搭載するもよし、ロボットに装着してもよし、また、ショッピングセンターなど活用して、商品をみた顧客の感情を分析するなどさまざまなアイデアを提案している。このAIチップの商用化は、来年初めを予定している。

いまや世界的に拡大するAIチップ市場。しかし、チップの研究ばかりが進み、それらを活用するアイデアやシステムがなければ、早くも飽和状態となってしまう。求められるのはシステムとAIチップの共存。そしてニーズを汲み取った商品化への展望だ。AIチップが形を変えて、我々の生活にどのようにアプローチしてくるのか。今後の動向が注目される。

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