フェイスブックが希少言語に適用可能な「教師なし学習」用いた翻訳技術を公開

にもかかわらず、東南アジア諸言語を専門とする通訳・翻訳者は不足気味である。実際、翻訳実績が豊富な翻訳者が多数登録している日本翻訳者協会(JAT)や日本翻訳連盟(JTF)で検索をかけても、タイ語やベトナム語が堪能な翻訳者はほとんどと言っていいほどヒットしない。翻訳者にはただターゲット言語を理解するだけでなく、母語への高いスキル、対象分野に関する専門知識、調査力が求められている。しかしながら、特に東南アジア市場においては、これらの能力をオールマイティに兼ね備えた人材を見つけ出すのは困難である。

同業他社であるグーグルもまた希少言語への対応に強い関心を抱いている。東南アジアやアジア、アフリカにおける何十億にも及ぶ潜在的顧客を見込んでいるからだ。同社はグーグルアシスタントやウェブコンテンツの対応言語にインド諸言語を追加するなど、様々な対応策に乗り出している。アマゾンもインド市場に注目しており、さらに多くの顧客を獲得すべく事業計画を打ち出した。

引き続き、希少言語関連の機械翻訳研究の動向を追っていきたい。

参照サイト

大澤法子

記者:大澤法子


翻訳者・ライター。1983年、愛媛県生まれ。文学修士(言語学)。関心分野は認知言語学、言語処理。医療・介護分野におけるコミュニケーションに疑問を抱いており、ヘルスケアメディアを中心に活動中。人間同士のミスコミュニケーションに対するソリューションの担い手として、ロボット・VRなどがどのような役割を果たし得るかを中心に追及。

https://roboteer-tokyo.com/about