新たなAI作品がサザビーズで競売に...着実に広がるAI×アートの潮流

ロボティア編集部
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Photo by Igor Miske on Unsplash

仏芸術家グループが開発した「AI Obvious」が生成した絵画2点が、オークション企業サザビーズ・を通じて販売される。2点のうちひとつである、欧州クラシックスタイルの肖像画「Le Baron De Belamy」は、2018年秋にクリスティーズのオークションで最低予想価格の60倍で販売された「Porthature of Edmond Belamy」シリーズの一部となる。もうひとつの作品「Katsuwaka of the Dawn Lagoon」は、日本スタイルで製作された作品となる。

ふたつの絵画はともに、敵対的生成ネットワーク(Generative Adversarial Network:GAN)の技術を使用して製作された。Katsuwakaの先行販売予想価格は8000〜1万2000ドル、Le Baronは2万〜3万ドルである。

AIアートへの関心は着実に広がりつつある。

ニューヨークのビットフォームギャラリーのオーナーであるSteven Sacks氏は、彼の顧客である芸術家Rafael Lozano-Hemmer氏がAI芸術品を販売し、すでに約60万ドルを稼いだとメディアに説明している。

世界的に作品を展示している著名なAIアーティストとしては、ドイツのMario Klingemann氏、トルコ生まれのRefik Anadol氏などがいる。Klingemann氏も肖像画を作成するが、複製を避けるためにわざと欠陥を入れて入力データを変える。Anadol氏は抽象データベースのアニメーションを制作するために主に動画を使用する。

昨年、AIが描いた絵画が43万2500ドルで落札されて以降、AI×アート作品が本格的に広がりを見せ始めている。現代アートのひとつの潮流として、確固とした基盤を築くことに成功していくのだろうか。