韓国・囲碁棋士がプロ入団大会でAIを使ったカンニング...懲役1年宣告

ロボティア編集部2020年7月16日(木曜日)

韓国で囲碁のプロ入団大会に電子機器を持ち込み、人工知能の助言を受けるという不正行為を試みた囲碁棋士に実刑判決が宣告された。

ソウル東部地方裁判所は7月15日、業務妨害の疑いで囲碁棋士・A氏に懲役1年を宣告した。裁判所は、A氏が大会の公平性を害し、運営に支障をきたすなど、その罪質がきわめて悪質だと判断した。

A氏は今年1月、ソウル市城東区で行われたプロ入団大会に参加。小型カメラとワイヤレスイヤホンを利用して、人工知能囲碁プログラムの支援を受けた容疑がかかっていた。A氏は会場近くのPC部屋で待機していた共犯者に碁盤の画像を撮影・送信。共犯者は、ワイヤレスイヤホンを通じて、AIが示した5~6手先の状況をA氏に伝えていたことが捜査で明らかになっている。

A氏の共犯も懲役1年・執行猶予2年の判決を宣告されている。

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