シナリオ制作はいずれ自動化も 海外ポッドキャスト番組が「AI台本」をテスト

ロボティア編集部
ロボティア編集部
Photo by pfauth.com

オランダのポッドキャストメディア「メディアポッドキャスト」が、人工知能(AI)によって作成されたシナリオを使用し番組を進行したというニュースが話題だ。オランダ現地メディアが詳細を報じた。

メディアポッドキャストは2016年から運営されているメディアで、最新のテクノロジー動向をジャンルとして扱う。今回、リスナーの半分以上は、台本がAIによって書かれていることを気づくことができなかったという。運営関係者は、AIがシナリオ作成を代替できることに「非常に驚いた」とコメントを残した。

ポッドキャストの台本を作成したAIは「GPT-3」だ。非営利団体「OpenAI」が開発したもので、最近ではマイクロソフトが独占利用を決めたとして話題となった。GTP-3はこれまでの放送内容を学習しシナリオを作成した。最初は英語で生成され、後にオランダ語に翻訳。AIが生成した内容とできるだけ同じ内容に放送を行った。

運営側は、AIが感情の強弱もつけているという点で驚きを示した。放送内容をみると、ふたりのパーソナリティが互いを褒めたり、対話を中断したり、時にイライラやユーモアによる笑いを含めポッドキャストを進めているが、アルゴリズムが生み出したシナリオはそれら「放送のスタイルに酷似している」というのだ。最終的に、「5年後のポッドキャスト録音には果たして私たちが必要だろうか?」と問いかけながらも、AIを恐れる必要はなく、最も先進的なAIも「創造は不可能」とし、「人間が指定したデータに基づいて生成されたもの」とフォローを残した。