人工知能「alphaGo」を作りだしたディープマインドとは

人工知能「alphaGo」を作りだしたディープマインドとは

Posted date:2016.03.15

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 そんな天才が舵を握るディープマインドは、米シリコンバレーで最大勢力を誇る「ペイパルマフィア」に投資を受けた。ペイパルの前身であるX.com社の共同創業者であり、テスラモーターズCEOを務めるイーロン・マスク氏、エンジェル投資家のスコットバニスター(Scott Banister)氏らが、投資家に名を連ねている。また、ホライゾンベンチャー(Horizon Ventures)などが資金を投入している。

 なお、イーロン・マスク氏は2014年に、人工知能が5〜10年以内に核兵器より危険になるだろうと警告したことがある。しかし、実際には自らも人工知能の開発に投資している。イーロン・マスク氏本人はそのことについて、「人工知能がどこに行くのか、近くで見てたかったから」と説明・釈明している。

 2014年1月26日、Googleがそのディープマインドを買収したという事実が明らかにされた。買収金額は公式に発表されていないが、約4億~5億ドルだと推定されている。人工知能関連の技術と、人材確保に熱を上げていたラリー・ペイジ前最高責任者が、直接、契約を牽引したという。買収後、ディープマインド社は「グーグルディープマインド」に社名を変更している。

 Googleが2014年1月にディープマインドを買収したとしたが、2012年頃にはFacebookが買収に乗り出していた。かなりの水準まで議論が進んだそうだが、最終的に失敗に終わったと言われている。

 正確な理由は知られていないが、いくつかのメディアの分析を総合すると、Facebookはディープマインドのシステムをユーザー間の繋がりを強化する目的で使用することを望んだが、ハサビス氏らは人間の考え方を理解し、学習する人工知能を作りたかったからだという。つまり、人工知能を開発における目的が異なっていたのだ。最終的に、2013年末の交渉が中断された。

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参照
theguardian.com
dailymail
theverge.com