人工知能でPM2.5を解決する...IBMが韓国政府に提案

人工知能でPM2.5を解決する...IBMが韓国政府に提案

Posted date:2016.05.11

中国大気汚染
photo by baidu

 深刻化する微細粒子状物質(PM2.5)の解決に、IBMの人工知能「ワトソン(watson)」が活用される方針だ。ワトソンは人間の言葉や文字を理解する人工知能プラットフォームで、多様な分野から情報を習得・分析し、自ら学習。サービスを受ける関連企業や個人に有益な情報を提供する。

 10日、韓国のIT業界および環境部が明らかにしたところによると、韓国政府がワトソンを活用したPM2.5予報システムの導入を議論しているという。

 IBM側はワトソンに膨大な気候情報を分析させ、PM2.5の予測精度を向上させる計画だ。クラウド型ビッグデータを活用し、汚染地域のエネルギー使用量を分析。衛星、IoT光学センサーなどを駆使し、汚染物質のデータやPM2.5予報情報などを算出する。また、汚染源を特定できるソリューションも提供される予定で、最終的にPM2.5の減少に寄与するものと期待されている。

 ワトソンは、医療、金融、流通など様々な分野で使用されているが、特に気象情報の分析に強みを持つ。一例として、大量の気象情報を学習して大気の状況を予測。飛行機のパイロットに知らせることができる。また、台風の移動経路をより正確に把握し、被災地を具体的に特。救援チームに伝える役割も果たす。またワトソンが自ら学習する過程で、気象情報を上手く予測するためには「海底温度」が重要な情報であることもつきとめている。

 IBMは毎年行う社会貢献プログラムの一環として、韓国国内のPM2.5の解決にワトソンを活用する案を環境省に提案したという。これに対して環境部の関係者は、「実務レベルで肯定的に検討している」と伝えた。

 IBMはすでに、昨年から中国でワトソンを活用した、PM2.5ソリューションを稼動している。中国政府は、来年までPM2.5を25%減らすという目標を立てており、IBMとともにエネルギー使用量の監視、大気質の予測、再生可能エネルギーネットワークの構築などを進めている。

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参照
yonhapnews
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