ビックデータとIoTで「PM2.5」シャットアウト...韓国自治体とKTが提携

ロボティア編集部2018年5月15日(火曜日)

韓国の地方都市・盈徳郡では、4月から「IoTベースの微細粉塵測定サービス」を開始する。去る2月、同郡は通信大手KTと手を結び、3月末までに町村事務所など主要20地点にPM2.5など人体に有毒な物質を測定する装置を設置した。4月中にテストを終え5月から本格的に大気の質を測定し、その状況をリアルタイムで発表する。住民や観光客は、設置された10カ所のディスプレイを通じて常に大気の状況を確認できる。

また郡は、測定したビッグデータを集め、大気の質を管理することに積極的に取り組む方針だ。地域別・時期別に、空気の質を予測するためだ。2019年中には、大気の汚染が予測される時間帯に清掃車を道路に集中的に投入し有害物質の発生を抑制する計画である。同時に澄んだ空気と自然をアピールし、観光客を呼び込む予定である。

郡関係者は、「同サービスを通じて微細粉塵の管理が、より計画的に行われるようになった。ビッグデータの特徴を活かし大気環境を予測・管理していくいことになる。また微細粉塵発生の主な要因である老朽化したディーゼル車の早期廃車プロジェクトも拡大し、工事現場や大気汚染物質の排出元の規制を強化して、住民の健康のために最善を尽くしていきたい」と述べた。

Photo by 盈徳郡