NAVERが、家庭用AIスピーカー「フレンズ」(日本の商品名:Clova Champ)を、10月26日から韓国内で販売開始する。フレンズは、NAVERとグループ会社LINEが開発した人工知能プラットフォーム「クローバ(Clova)」が搭載されたふたつ目の家庭用AIスピーカーとなる。
フレンズはLINEフレンズのキャラクター「ブラウン(Brown)」と「サリー(Sally)」をモチーフにつくられた。重量は378gと軽量で、バッテリーの連続使用可能時間は5時間となっている。NAVER側によれば、屋外で音楽を聴く用途にも適しているという。Bluetooth機能を利用して、他の機器で再生した音楽をフレンズで聞くことができる。
なおフレンズの定価は12万9000ウォン(約1万2900円)。今後、NAVERは、ラインフレンズ・オンラインストア、ラインフレンズのリアル店舗(梨泰院・街路樹通り店)で、フレンズを販売する予定である。
クローバは、音声コマンドを入力すると、音楽再生、生活情報検索、カレンダーブリーフィング、交通情報、場所のお勧め、英会話などの機能を提供するAIプラットフォームだ。クローバが採用されたAIスピーカー「ウェーブ(WAVE)」は、日本ですでに販売開始されている。韓国では今年8月と9月に限定予約販売され、現在は京畿道城南市盆唐区にあるNAVER本社(ネイバーファクトリー)1階の店舗でのみ購入が可能だ。
NAVERは10月中にクローバに管理機能を追加。11月からはフードオーダー機能を追加する予定だ。その後、ショッピング、予約、ナビゲーション、メッセージ、音声制御などの機能を順次加えていく計画だと伝えている。またディスプレイ機能を追加したAIスピーカー「フェイス(FACE=仮称)」の販売も準備している。
Photo by NAVER