アフラックがアヒル型ロボットをCESに出品...小児ガン患者をサポート

ロボティア編集部2018年1月13日(土曜日)

保険会社・アフラック(Aflac)が、米最大の家電見本市「コンシューマー・エレクロニクス・ショー2018」(以下、CES2018)に、CMなどでお馴染みのマスコットキャラクター・アフラックダックのロボットを出品したとして、世界各地のメディアに取り上げられている。アフラックは1995年に設立された米国の保険会社。1958年に初のがん保険を扱いはじめた企業として有名だ。

なお同ロボットは独自開発された製品ではなく、ヘルスケア企業・Sproutelと提携して開発されたものとのこと。1000時間以上にわたり病院で治療が必要な小児癌患者の治療を支援するというのが、開発の目的だという。Sproutelは、実際に治療を受けている子どもとその家族、医療の専門家とともに1年間の研究を重ねロボットをCESに出品したと説明している。

ロボットは、タッチセンサーやマイクなどが搭載されている。とても自然に動き、わき腹をくすぐると、首を振って喜んだりもする。胸に取り付けられたRFIDリーダーに「感情カード」をかざすと、そのカードに書かれた感情に応じた反応を示すという機能もついている。ロボットの価格は200ドル(約22000円)で、早ければ今年末から生産される予定。アフラック側は、がんの診断を受けた子供たちに無料でロボットを寄付するとしている。