誰でも使えるGoogleのAI開発ツール「AutoML」...3つの利点と欠点とは何か

ロボティア編集部
ロボティア編集部

GoogleのクラウドおよびAI開発を総括するJia Li氏は、「アーバン・アウトフィッターズ、ディズニー、ロンドン動物学会などAI技術とそれほど関連がない流通、メディア企業、学界でも、クラウドAutoMLを活用して人工知能を開発・商用化している」とし、「クラウドAutoMLが普及すれば、開発人材がいない企業でも優れたAIを迅速に開発できるようになるだろう」としている。

クラウドAutoMLが商用化されることによって、企業が人工知能を開発する際に利用することができる選択肢は、「直接開発」「オープンソース」「人工知能API」に「AutoML」を加え四つに増えた。人工知能を直接開発したり、オープンソースを利用すれば技術を内製化できるが、多くの人材・コスト・時間が必要となる。一方、APIやクラウドAutoMLを利用すれば効率化できるが、技術とインフラに依存させられてしまうという事態も起こりうる。いずれにせよ、AI時代を迎えビジネスと人工知能を融合することは企業の重要課題となりつつある。各企業は自社の能力を把握し、どのようにAIを開発していくか選択を迫られるだろう。

Googleは現在、Amazon、Microsoftなどに押され、クラウド事業では後塵を拝している。そのため、クラウドを通じてAI技術を提供することに注力している。クラウドAutoMLは、その成果物のひとつだが、Googleがクラウド市場で地位を確立することに寄与するのか、技術動向と併せて注目したい。