中国EC大手・京東とウォルマートが提携…ニューリテール戦略を強化

ロボティア編集部
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Photo by JD.com

中国大手ECサイト「JD.com」を運営する京東は、顧客への商品配送時間を30分縮小させるため世界最大の小売りチェーン・米ウォルマートと提携することが分かった。

中国メディア「騰訊技術」(9月27日付)などによると、ウォルマートとの提携に関して京東のリテール部門の責任者は「効率を高めた商品供給を行っていくために、不要なタスクを減らし、今ある環境を最大限に活用することでコスト削減につなげ、顧客満足度をさらに高めることができる」とコメント。オンライン上で注文を受けた商品について、これまでは京東の所有する倉庫から在庫を見つけ、その後配送センターを経て顧客の元へと届けられる流れだった。しかし、今後は顧客の住所から配送センター、及び地元のウォルマート店舗の距離を算出し、顧客の住所からより近い方から商品を配送することとなるという。

現在、京東は中国56の都市ですでに2万を超える小売店と提携し同様のサービスを行ってきた。今回の提携により、京東は中国国内に175店舗あるウォルマート店舗と協力し顧客へ商品を配送することになる。

オンラインとオフラインを融合した、いわゆるニューリテール戦略(新零售)に力を入れる京東だが、最近はで中国ミネラルウォーター製造最大手の農夫山泉(Nongfu Spring)との提携もあった。この提携によって、京東は注文を受けたミネラルウォーターの注文や配送業務を農夫山泉が直接、行うことで注文の90%を2時間以内に顧客に届けることに成功したという。京東は今後も国内に多くの小売店を持つ運営企業と提携することで顧客満足度の向上と、注文の回転率向上を目指したい構えだ。