ニトリが倉庫・物流用ロボット「バトラーシステム」を国内初導入

photo by GreyOrange

 インドのロボット専門企業・グレーオレンジ(GreyOrange)が、日本のインテリア小売業大手・ニトリホールディングスグループに、物流ロボット「バトラーシステム(Butler-System)」を供給する。

 同物流ロボットは、ニトリホールディングスグループの物流子会社・ホームロジスティクス(Home Logistics)の34カ所の拠点に設置される予定。今年10月には、大阪・茨木市にある「西日本通販配送センター」に、79台が導入されることが決まっているという。ニトリ側は、日本全国の店舗、およびネットショッピングユーザーに製品を出荷するための効率的な物流ネットワーク構築、また物流センターの人件費削減に同物流ロボットおよびシステムを活用する構えだ。

 ホームロジスティクス代表取締役社長、松浦学氏は、「バトラーシステムは、理想的な職場を常に追求する我々の企業理念を満足させる。我々は他社に先駆け、新しい技術ソリューションを採用しており、昨年には日本初となるロボットを利用した保管システムを倉庫内に導入している」などと導入経緯を説明している。

 日本でグレーオレンジのバトラーシステムを独占供給するのは、東京都江東区にあるGROUND社だ。バトラーシステムは、専用の可搬式棚、ピッキングおよび棚入れ用のワークステーション、ロボットのオートチャージャー(自動的に充電を行うための充電機)、システム制御用のソフトウェアなどで構成されている。ソフトウェアは、変化する在庫特性と受注パターンにリアルタイムで適応。既存の手法より、多くの物流量を処理することが可能だとされている。

河鐘基

記者:河鐘基


1983年、北海道生まれ。株式会社ロボティア代表。テクノロジーメディア「ロボティア」編集長・運営責任者。著書に『ドローンの衝撃』『AI・ロボット開発、これが日本の勝利の法則』(扶桑社)など。自社でアジア地域を中心とした海外テック動向の調査やメディア運営、コンテンツ制作全般を請け負うかたわら、『Forbes JAPAN』 『週刊SPA!』など各種メディアにテクノロジーから社会・政治問題まで幅広く寄稿している。