インビアロボティクスが倉庫用ロボット管理システムを公開...サービス展開はRaaS形式

ロボティア編集部2017年5月6日(土曜日)

 米LAに拠点を構えるロボットスタートアップ・インビアロボティクス(InVia Robotics)が、物流・倉庫用ロボット管理システムである「ダイナミック自動保管&検索システムDynamic Automated Storage And Retrieval System)」を公開した。

 同システムは、インビアロボティクスの製品である倉庫用ロボットと連携させ、活用することができる。同社は昨年、リフト型ロボット「グラブイット(GrabIt)」、移送物流ロボット「トランジット(TransIt)」の2種類の倉庫・物流ロボットを公開している。

【関連記事】>>>米企業がサービス提供…倉庫用ロボットはレンタルが合理的!?

 インビアロボッティクスはこれまでも、自動管理システム(AS / RS:Automated Storage and Retrieval Systems)を公開しているが、今回開発された新システムは大規模な投資を必要としなかったり、物流のフローにも大幅な変更を加えないで済むというメリットがあると説明されている。また、大型物流施設はもちろん小型物流システムにも容易に適用できるとされている。

 今後、インビアロボッティクス側は同システムを「ロボティクス・アズ・ア・サービス=RaaS」の形で展開する計画だ。同社は「ほとんどの顧客がロボット事業部門を置くか、またはロボットエンジニアを採用しようとしていない(注力)物流業者にRaaSの形で製品を供給することに専念する」としている。

【関連記事】>>>ロボットビジネスが激変!?「ロボティクス・アズ・ア・サービス(RaaS)」とは何か
【関連記事】>>>ニトリが倉庫・物流用ロボット「バトラーシステム」を国内初導入

photo by inviarobotics HP