スペイン・PAL Roboticsが病院用物流ロボット「TIAGo Delivery」を商用化

ロボティア編集部
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Photo by PAL Robotics HP

スペインのロボット企業・PAL Roboticsが、オランダのセンサー専門メーカー・Accerionの高精度位置センサーを搭載した物流ロボット・TIAGo Deliveryを開発。来月からバルセロナの病院に提供・納品する。Accerionはmm以下の位置精度を誇る位置センサーを供給している。

Pal Roboticsは、新型コロナウィルスの流行により病院内で非対面物流需要が増加している状況を鑑みて、同ロボットを開発した。TIAGo Deliveryは、病院内で血液サンプル、手術用品、医薬品、食品などを配送する業務を担当することになる。院内感染を懸念する医療スタッフの負担を軽減し、病院内における物流の流れを円滑にするために貢献することができると期待される。

PAL Roboticsのフランチェスコ・フェロCEOは、新型コロナウィルスとの戦いで配送プロセスを改善し、社会的インタラクションと感染リスクの削減に貢献することを望むとコメント。今回開発したロボットを、ホテルなど他分野のサービス業にも供給する計画を明かしている。

2004年に設立されたPAL Roboticsは、「REEM-C」、「TALOS」、「ARI」などヒューマノイドロボットを開発・供給しており、小売および製造業向けにはTIAGo Deliveryの他に倉庫用ロボットである「Stockbot」を提供している。一方、Accerionの位置センサーは、AGVなどモバイルロボットに柔軟なナビゲーション機能を提供するために、仮想ラインとグリッドマッピング技術を活用する。