生まれてから、一度も自力で歩くことができなかった5歳の子供が、ロボット力を借りて最初の一歩を踏み出すことに成功した。
欧州各メディアは、子供用外骨格ロボットを着用し歩くことに成功した、5歳の少年の事情を公開した。筋肉が発達しない遺伝的な病気を患ったその少年は、生まれてから一度も自分の力で歩くことができなかった。しかし今回、スペイン高等学術研究院(Spanish National Research Council =CSIC)が開発した子供用ロボット外骨格をまとい、歩くことに成功。約12kgのロボットを装着した少年は、歩くことの不思議さや喜びに笑顔を浮かべた。
少年が装着した外骨格ロボットは「アイアンマン」からインスピレーションを得たもので、5つの補助モータがついている。同外骨格ロボットを開発した研究者は「歩くことができない子どもたちのリハビリに活用される予定だ」とコメントしている。