最近、タイの病院に新型コロナウィルスにより負担を受けている医療従事者の健康を保護し、人々の体温を測定するため医療支援ロボット「Ninja Robot」が投入された。
Ninja Robotは本来、回復中の脳卒中患者をモニタリングするために設計されたが、新型コロナウィルスの拡散している状況で応用が始まった。ロボットは医師と看護士がビデオを通じて患者と対話できるようサポート。感染リスク低減に一役買う。現在、バンコク市および周辺にある4病院がロボットを配置し職員をサポートしている。
タイ•チュラーロンコーン大学の関係者は、医師と看護師は部屋の外にいながらNinja Robotを通じて患者と意思疎通ができると説明。 また、今後投入されるモデルは、患者に食べ物や医薬品を渡すよう設計される計画で、病棟の消毒にも活用されるだろうと説明している。技術チームは同ロボットを追加で製作し、ほかの病院10ヵ所にも配置することに決めている
なおタイ保健省は3月22日、新型コロナウィルスの感染者が新規で188人確認され、累計599人に急増したと発表した。バンコク市では22日から来月12日まで生活必需品を販売するスーパーマーケット、薬局を除き、ショッピングモール、遊園地、ゴルフ場、プールなど施設の営業を中断させている。
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