デンマークに拠点を構えるUVD Robots社とBlue Ocean Robotics社が、ロボットビジネスレビューが選定する「世界で最も影響力のある50大ロボット企業」(RBR50)にランクインした。両社がグループ関係にあるが、UVDが提供する健康上の効用や消毒機能を有したロボットが、持続的な需要増加に支えられるだろうという見通しからだ。
UVDは、微生物やウィルスに対する知識、自律ロボット技術、紫外線放射技術などを組み合わせた、10〜15分以内に室内の病原体を殺菌・消毒できるUV-C防疫ソリューションを保有している。販売先は全世界60カ国にのぼる。
Blue Ocean RoboticsのCEO・Claus Risager氏は、UVD世界自律走行型UV-C防疫ロボットの市場シェアで75%以上を占めるとし、保有する特許ソリューションは競合他社を2〜4年先んじていると強調した。デンマーク・オーデンセ大学病院と協力して設立されたBlue Ocean Roboticsは院内感染問題を解決するために、2014年にUVDを子会社として設立している。いる。
同ソリューションはコロナ禍以前に発売されており、自動防疫の世界的需要に合わせて生産を拡大してきたという。ロボット業界内では今後も需要増加は確実視されており、デンマーク発の同ロボット企業が病院や地方自治団体の感染予防を支援するだろうと期待されている。
Photo by UVD press room