病院で検体や薬を運ぶ自律型サービスロボット登場…韓国で初の実用化

ロボティア編集部2018年2月9日(金曜日)

決められた時間に入院患者に医薬品を届けることができる自律移動型のロボットが、韓国国内の病院に導入された。

2月8日、乙支大学校病院は、2年間にわたるテストを終了。韓国国内の病院として初めて、自律走行型物流ロボット「ゴーカート(GoCart)」を導入・運営すると発表した。同ロボットには、韓国のサービスロボット企業・ユジンロボットが独自開発したソリューションが搭載されている。

ゴーカートは、ステレオカメラ、3Dセンサー、超音波センサーなどを活用し、空間を正確に分析。人や障害物を認識し、衝突を避けて迂回するなど自律走行能力を備えている。病院内では、血液、尿など検査用検体をはじめ、薬や食事、またリネンや医療廃棄物のようなモノを運ぶ役割を担う。なお、ゴーカートはユジンロボットが開発したロボット管制システムをスマートビル内部のシステムとも連動。自らエレベーターを呼んで階層を移動したり、自動ドアの開け閉めするなど、複雑な動線を持つ環境でも人間のサポートが可能となっている。

乙支大学校病院のホン・インピョ院長は「まず病棟間、建物間で、必要な検体を運ぶ単純業務をまかせる。今後は、決められた時間に患者に薬を届けたり、伝染病が発生した際に汚染区域への物流をまかせるなど、徐々に利用率を高めていく計画だ」、また「(ロボットの導入で)医療従事者の単純業務を削減し、代わりに患者と人間的にコミュニケーションを取る時間を増やしていくことができる期待している」と話している。

現在、ゴーカートは乙支大学校病院本館にある診断検査医学科の内部を一日4回巡回しながら、必要な検体を運搬。午前11時と午後3時30分には、新館5階の健康検診センターに移動し、検体を運ぶ作業を担っている。またユーザーから呼び出しがあれば、ケースに応じて移動。サービスを提供している。

Photo by yujinrobot.com