「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト(ABU Asia-Pacific Robot Contest)」、通称「ABUロボコン」の2015年大会で、ベトナムチームが通算5度目の優勝を果たした。今回優勝したのは、ベトナムのフンイエン大学チームだ。
今回のABUロボコンのテーマは「ROBOMINTON:BADMINTON」。いわゆるロボミントン(ロボットによるバトミントン)で、日本語の公式ホームページによれば「2台のロボットが互いに協力し、どのようにシャトルを打ち合うかが今回の競技課題の魅力」とされている。ABUロボコン初となる「スポーツをプレイできるロボットを作ること」が課題となった。日本からは「NHK学生ロボコン」を勝ち抜いた早稲田大学のチーム・ROBOSTEPが出場した。
ベトナムチームは、8月23日にインドネシアのジョグジャカルタ州で行われた決勝戦で、香港チームを5-1で破り優勝した。ベトナムチームは、優勝までの過程で、エジプトやカザフスタン多くの競合国と対戦し、トーナメントを勝ち抜いた。ライバルと目されていた日本チームとも対戦し見事に勝利を収めている。
「ABUロボコン」は2002年に始まったが、ベトナムチームが優勝するのは通算5度目(2002年、2004年、2006年、2014年、そして2015年)。過去に中国チームが6回優勝しており、日本とタイがそれぞれ2回チャンピオンに輝いている。
タイで開かれる2016年大会のルール説明についてはこちら。