フューチャーワイズ社「人間搭乗型強化外骨格」プロトタイプを披露

ロボティア編集部2016年4月24日(日曜日)

 中国企業・フューチャーワイズ(FutureWise 智造未来)が、人間が中に入って操縦するタイプのロボット・強化外骨格「spiritbot NK-01-2(以下、NK-01)」のプロトタイプを公開しました。いわゆるアマードスーツのようなコンセプトで、銀と黒のシックなデザインが近未来を連想させます。

フューチャーワイズ_spiritboat NK-01-2
photo by futurewise

 NK-01の身長は約2.2メートルで、体重は100㎏となります。同社代表理事を務めるハン・レイ氏は「80~90年代に生まれた多くの中国人が、トランスフォーマーのような欧米、もしくは日本の漫画やアニメに没頭して生きてきた。そのため、このプロジェクトを進める上で(人々が)団結することができた」と回想しています。

フューチャーワイズ_spiritboat NK-01-3
photo by futurewise HP

 フューチャーワイズ社は2015年に設立されたエンターテイメントロボット会社。メンバーには、アート&エンターテイメント、軍事、航空宇宙探査、ゲームアニメーション、造形の専門家などが参加しています。みな幼少期にロボットに対する憧憬を持っていたという共通の背景があり、現在の会社の業務に従事しているそうです。掲げている目標は、「エンターテイメントロボットの最初のブランドになること」、また「世界クラスのエンターテイメントロボット会社を構築すること」だそうです。

 NK-01にキャラクター性を付与するため、フューチャーワイズ社では同機体を主人公にした漫画も公開している様子。現在、人間搭乗型の外骨格を開発しているチームは世界に3つで、フューチャーワイズはそのうちのひとつということです。