ハッカーがニンテンドーのパワーグローブでドローンを操縦!!

ロボティア編集部2016年6月10日(金曜日)

 スマートフォンやタブレットをコントローラー代わりに利用するドローンが増える昨今。とあるハッカーが、一風変わったものを使ってドローンを操作する動画が話題になっています。ハッカーが使用したのは、ニンテンドー(任天堂)が1990年に発売した、ファミリーコンピュータ専用コントローラ・パワーグローブです。

 腕にパワーグローブを装着した状態でボタンを押すと、ドローンがホバーリングして空中に浮かびます。また、パワーグローブをはめた状態で、手を握ると空中で停止。手を開くと移動を始めます。次いで手を握ったままの拳を傾けると、ローリング&ピッチング。また、指を上に上げるとドローンも高度を上げ、指を立てたまま拳を回転させると軸回転します。反対に指を下に回すとドローンが下降。パワーグローブのボタンを押すと、ドローンが停止します。

パワーグローブドローン2
photo by technabob.com

 この製品は、パワーグローブを改造してドローンやロボットなどを操作できるようにする「パワーグローブユニバーサルHID(Power Glove Universal HID)」と呼ばれるプロジェクトの一環として作られたそうです。計画を進めるのはハッカーたちです。

 画面に登場したハッカーは、パワーグローブを改造。マイクロコントローラボードのティンジーLC / 3(Teensy LC3)と、無線LANモジュールであるESP8266、フレックスセンサー2.2ジャイロセンサーなどを搭載したAltIMU-10 v4レギュレータ、2,000mAhバッテリーパックなど、内部構造すべて変えてセンサーを搭載しました。指の部分に付けた検出用センサ・フレックスセンサー2.2を利用して、こぶしを握った状態や、指を立てた状態を検出することができるそうです。