写真新時代へ...常識を変えるウェアラブルカメラが続々登場

ロボティア編集部2016年7月13日(水曜日)

 腕時計やリストバンド、メガネなどさまざまな形状のものが登場しているウェアラブル端末。スポーツ、ヘルスケアからエンターテインメントまで、あらゆる分野で使え、また用途も多岐におよぶ。なかでも最近注目を集めているのが、常識を機能を備えたウェアラブルカメラだ。

 10月に販売を予定している、パーフェクトメモリー(Perfect Memory)というウェアラブルカメラは、General Streaming Systemsが開発したもので、チェーンで首から下げるか、クリップで服に着けることができる。パーフェクトメモリーは電源をONにすると、レンズを通じて常に撮影された状態になる。そこから録画ボタンを押す事で最初に設定した時間分(10/ 30秒、1/2/3/4/5分)を遡ってメモリーに記録することができる。ふと決定的瞬間を見届けた後に録画ボタンを押しても、例えば時間を「5 分」に設定したならば、そこから5分前の風景を自動的に取り出してくれるという仕組みだ。

 加えて、アクセサリーを使って、ペットにも装着が可能。犬にカメラ をつけると、犬の目線で周りを撮影できるというもので、人気を集めそうだ。開発者側は、「レンズが安定しているために、ペットが何をして いるか優れた画質で見ることができる」と説明している。

 国内スタートアップが開発している「ブリンカム」 (Blincam)も注目を集める。 こちらがまず変わっているのは、眼鏡のこめかみ部分のフレームに付ける「着脱式のカメラ」だという点。強くまばたきすると、その動きをセンサーが感知し、ハンズフリーでシャッターをきれる仕組みになっている。特別な眼鏡は要らず、普段使いの眼鏡に装着できるというのもポイントの一つだ。 撮影した写真は、アプリ経由でスマホからでも、USBケーブルをつないでPCからでも、撮影後すぐに確認できる。

 国内向けには、7月14日にクラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売予定。製品出荷は年末~年明けを目指す。通常定価は2万円前後で、各種早期割引も用意するとのこと。その後、ウェアラブル端末の文化が比較的先行している米国で展開予定であり、将来的には欧州や中国など各国でも、販売拡大する計画だそうだ。