障がい者を支援…AIやIoT活用の外骨格ロボット&ウェアラブル機器の市場が急成長

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 2014年に仏ロボット企業RB3Dが開発した、外骨格ロボット「ヘラクル(hercule)」を着用すると、60kgの重さの荷物の重さが5kgになる。EU 7カ国のエンジニア12人が集まって行われたロボメイトプロジェクト(Robomateproject)も、荷重を10分の1に減らす目的がある。

 英医療慈善団体・スピナルリサーチ(spinal research)によると、米国には27万人以上の麻痺患者がおり、英国およびアイルランドにも5万人程度がいると推定されている。全世界的には、数百万人が外骨格ロボットを使ったリハビリ治療の潜在的な対象者だ。

 外骨格ロボットの市場展望は明るい。市場調査会社ABIリサーチは、外骨格ロボット市場は2014年に6800万ドル規模だったが、2025年には18億ドル規模に急成長すると予測している。これまで、外骨格ロボットは、下半身麻痺のリハビリ用途がほとんどであったが、最近では、高齢者の身体能力を高めたり、子どもたちの脳や脊髄の問題を早期に発見する予防医学としても機能しはじめている。

 サンフランシスコに拠点を置く米スタートアップ・スーパーフレックス(Superflex)は、センサーで体の姿勢や動きを追跡し高齢者の円滑な移動を支援する、新たなロボット製品の開発に着手した。 

 オクラホマ大学の研究者たちは、人工知能(AI)とロボットスーツを活用。乳幼児の脳性麻痺を判断し、筋肉萎縮を防止するSIPPC(Self-Initiated Prone Progression Crawler)を公開した。身体と頭に取り付けたセンサーを通じて乳児の動きを監視。子供の活動をAIがデータ分析することにより、予防と早期治療の道を開いたという評価がある。