自動車メーカー・ヒュンダイが、韓国・陸軍本部で開催された「2016陸軍・地上軍フェスティバル」に、医療用ウェアラブルロボット、自律走行車などを展示した。
同フェスティバルは、2002年から続く世界最大規模の軍イベントのひとつ。先端科学技術が陸軍の未来をどう変化させるか国民に知らせるためのもので、陸軍と企業がともに準備する。
ヒュンダイは、今回のフェスティバルに麻痺患者用のウェアラブルロボット・H-MEX、自動走行車、自動走行シミュレータなどを展示した。
H-MEXは医療用ウェアラブルロボットで、商用化されれば傷害を負った兵士を含む、麻痺患者の歩行やリハビリに資することができると期待を集めている。
ヒュンダイ関係者は「軍の未来像を国民に知らせるフェスティバルに参加できることは意義深い(中略)保持しているモビリティ技術で軍とどうコラボレーションするか検討中であり、また移動弱者の困難を解消するために努力する」とコメントしている。
ヒュンダイは現在、次世代モビリティ技術の開発・研究に努力を傾けている。去る5月には、ブログを通じて高齢者、軍人、建設現場の労働者などが利用することができる様々なウェアラブルロボットを公開している。
photo by ヒュンダイ